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2021.07.28
工場建設・建築にかかる相場は?坪単価もチェック!
こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。
工場建設・建築の費用は構造によって異なります。
エリアによっても費用の目安に差があるため、自身の地域ではどのくらいの金額になりそうか気になりますよね。
今回は、工場の建築費用について、構造別に坪単価や1棟あたりの費用について解説します。
あわせて、全国の費用傾向についてもお伝えしますね!
工場建設・建築にかかる費用目安は?
2020年度における工場建設の平均坪単価は、全国平均で約70.5万円、1棟あたりの費用目安は約1億9,700万円です。
構造別・工法別の1棟あたりの費用目安は以下の通りです。
- 木造…約2,600万円/棟
- 鉄骨鉄筋コンクリート造…約4億2,400万円/棟
- 鉄筋コンクリート造…約4億100万円/棟
- 鉄骨造…約2億2,300万円/棟
- コンクリートブロック造…約500万円/棟
参考:国土交通省2020年 建築着工統計調査( 3用途別、構造別/建築物の数、床面積、工事費予定額)※工事費予定額/床面積(坪換算)で算出
低コスト・短工期で建築が可能だと言われるシステム建築は、生産プロセスがシステム化されているため、従来工法に比べて約2割から4割のコスト減が可能になっています。
ただし、どんな構造の工場にしても、坪単価はあくまで目安です。
一般の戸建て住宅でも言えるように、坪単価がそのまま建築費用になるわけではなく、装備をグレードアップしたり、逆にグレードダウンしたりと、全く同じものを作らない限り費用は同じにはなりません。
工場建築でも同じことで、あくまでも坪単価はベース。
内装工事、外構工事、衛生工事、設備費、建築申請費用などは含まれていないので、実際にかかる費用については詳しく問い合わせしてみると良いでしょう。
全国における工場建設・建築費用の傾向や坪単価
2020年の坪単価は前述の通り、70.5(万円/坪)でした。
2011年には42.6(万円/坪)だったことを踏まえると、大幅に上昇したことが分かります。
全国平均(70.5万円/坪)と鉄骨造の坪単価(約70.1万円/坪)の数値が近いのは、日本の工場建築の約95%が鉄骨造であることが要因です。
鉄骨造は、強度面では鉄筋コンクリート造には敵わないものの、木造よりも高い耐震性・耐火性を備え、開口の広い大空間を作ることも可能です。
費用面でも鉄筋コンクリート造よりも節約できることから、工場建築においては鉄骨造が多く選ばれています。
最も人気の高い鉄骨造の工場建築費の水準を都道府県別に見てみると、2020年度において最も高かったのは島根の約121.1(万円/坪)で、2位は福島111.5(万円/坪)、3位は東京106.4(万円/坪)、4位神奈川104.2(万円/坪)でした。
逆に、坪単価が最も低かったのは鳥取の46.6(万円/坪)です。
ちなみに、北海道では73.8(万円/坪)、宮城では65.0(万円/坪)です。
しかし、データとして数値は出ていますが、会社によって坪単価の定義が違っていたり、オプションとなる設備の価格は考慮されていなかったりと、このデータだけで見積もりに近い数字にはなりません。
あくまでもデータは全国的な流れをつかむもの程度に留め、実際にかかる費用は見積もりから判断しましょう。
「倉庫」の建築に関しては、こちらをご覧ください。
工場建設にかかる費用は見積もりから判断しよう
2020年度における工場建設の平均坪単価は、全国平均で約70.5万円、1棟あたりの費用目安は約1億9,700万円で、構造別に見てみると鉄筋コンクリート造が約130.4(万円/坪)で最も高く、木造が約44.0(万円/坪)で最も低い水準になりました。
全国の工場建設にかかる費用水準は2011年は42.6(万円/坪)だったので、大きく上昇していることがわかります。
しかし、坪単価の考え方は業者によって異なり、さらに設備に関するオプションは考慮されていないため、実態に即した数値であるとは言いづらい状況です。
データとして得られる数値はあくまでも参考程度に留め、実際にかかる費用については見積もりから判断されることをおすすめします。
また、工場を建設するなら、費用だけで構造を選ばず、用途に合わせ耐震性や耐火性を検討し、構造を決めることも重要です。
日本での建築数が多い鉄骨造は、木造よりも強度を備え、鉄筋コンクリート造よりも費用を抑えた工場建設が可能ですよ。
戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。
北海道や東北で倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。