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2024.03.05
札幌圏設備投資促進補助金とは?補助額や要件を知って工場建設に活用を
こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。
札幌市では、札幌市を中心とする札幌圏への企業誘致・増強を推進するため、「札幌圏設備投資促進補助金」を実施しています。
今回は札幌圏設備投資促進補助金の概要や目的、補助要件などをわかりやすく整理してご紹介!
「札幌圏で施設を新設して設備強化をしたい」「地方から札幌圏へ移転したい」と考えている方は必見です。
※2024年3月時点の情報です。
札幌圏設備投資促進補助金とは?
札幌圏設備投資促進補助金とは、札幌を中心とした指定圏内で特定の施設を新設・増設するため、土地・家屋・償却資産へ設備投資をする企業に対する補助制度です。
要件によって最大10億円の補助を行い、企業の投資の促進を図ります。
この補助制度の目的は、札幌圏に幅広い企業や技術を集めることで産業基盤の強化や経済の活性化を目指すこと。
札幌圏への企業の誘致、または市内企業が市外へ移転することを防ぐ狙いがあります。
適用地域
適用となる地域は、札幌市をはじめ、小樽市、岩見沢市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、南幌町の全10市町です。
そのうち、札幌テクノパーク、札幌ハイテクヒル真栄、東雁来第2地区の3カ所を重点地域としています。
対象業種
製造業、情報通信業、運輸業、卸売・小売業、学術研究・専門・技術サービス業の5業種です。
対象施設
対象業種の「試験・研究・開発施設」「工場」「物流施設」「データセンター」が対象施設です。
そのうち、食関連分野・先端技術分野の「試験・研究・開発施設」「工場」「人材育成施設」「データセンター」の4つを重点施設としています。
先端技術分野は具体的には、健康・医療(医薬品、バイオなど)、環境・エネルギー(再生可能エネルギー、次世代自動車など)、その他(ロボット、航空・宇宙、ナノテクノロジーなど)など。
どれもさらなる技術進歩と新たな領域の開拓、ひいては地域経済・産業の活性化にもつながるでしょう。
また、対象業種のうち、札幌市内の流通業務施設立地指定路線に立地する工場および物流施設で、札幌市経済の活性化に資すると市長が認めるものは特例施設と指定されています。
補助要件と補助内容
補助要件ごとの補助内容と限度額は以下の通りです。
※2024年3月時点の情報です。
※参照:NEXT SAPPORO 企業進出ナビ「札幌圏設備投資促進補助金」より
<その他の要件>
- 申請6カ月前以前に取得した土地は対象外
- 設備投資は、家屋の新・増築、取得、賃借を伴うものである(機械設備の増設・更新のみでは対象外)
- 当該企業等(またはその親会社)が1年以上操業している
- 補助の指定期間の初年度から10年度間は当該施設で事業を継続する
※詳しくはNEXT SAPPORO 企業進出ナビ「札幌圏設備投資促進補助金」もご覧ください。
札幌圏設備投資促進補助金の申請方法
札幌圏設備投資促進補助金の申請先は、札幌市です。
設備投資計画の公表・着手の前に、まずは札幌市へ相談する必要があります。
家屋の着工・取得・賃貸借契約前に手続きや申請がありますので、必ず相談してくださいね。
連絡先は以下の2カ所のいずれかです。
【札幌市経済観光局 経済戦略推進部 産業立地・戦略推進課】
- TEL:011-211-2362
- mail:business@city.sapporo.jp
【札幌市総務局東京事務所】
- TEL:03-3216-5090
- mail:business@city.sapporo.jp
なお、札幌以外の立地先自治体の助成制度については、各自治体へ問い合わせてください。
企業の設備投資に対する補助金事業はほかにもあります!
以下の過去のコラムでは「事業再構築補助金」についてもご紹介しています。
※事業再構築補助金は令和6年も継続されるとみられています
補助金申請に必要な事業計画書の書き方についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
倉庫や工場に利用できる事業再構築補助金とは?概要や申請方法も解説!
札幌市では、国による事業再構築補助金にさらに上乗せ補助をする「札幌市事業再構築サポート補助金」も実施しています。
詳しくは札幌市ホームページをご確認ください。
札幌圏設備投資促進補助金で設備投資!札幌圏で事業拡大へ
札幌圏設備投資促進補助金は、札幌市を中心とした札幌圏で施設の新設・増設を伴う設備投資を行う企業への補助金です。
補助金の上限は札幌市内で最大10億円、札幌市外の圏内で最大5億円!
適用地域は札幌市をはじめとした圏内全10自治体で、さらに札幌市内の3つの工業団地が重点地区となっています。
札幌圏で新設や増設、移転などを考えている企業はぜひ参考にしてみてくださいね。
補助金の申請には事前に札幌市へ相談が必要ですので、早めに問い合わせてみましょう。
戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。
倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。