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2023.11.05
倉庫や工場は錆(サビ)対策が重要!発生する原因も知ろう
こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。
倉庫や工場で発生する錆(サビ)は、機械・設備の故障や異物混入の原因にもなるため、しっかり対策して防ぎたいものです!
そこで今回のコラムでは、倉庫や工場の錆対策を解説します。
倉庫や工場で錆が発生する原因を踏まえて、錆を防ぐための対策を知りましょう。
倉庫や工場で発生する錆の特徴もあわせてお伝えしますね。
倉庫・工場で錆(サビ)が発生する原因
錆(サビ)とは、金属が酸素と反応して腐食した際に金属の表面にできる被膜です。
金属に錆が発生する大きな原因は水分で、倉庫や工場内で発生した結露が原因となることが多いです。
気温が上がり水蒸気量が多くなる夏や気温が下がって温度差ができやすい冬に、特に結露が発生しやすく、それにより錆も発生しやすくなります。
目に見えないほどの小さな水滴は、すぐに蒸発してしまったとしても、それが何度も付着することで錆の原因になります。
そのほか、水溶性の加工油や薬品、すでに錆があるものからの「もらい錆」などが原因となることもあります。
倉庫・工場で錆が発生する悪影響
錆は金属の腐食ですから、倉庫・工場の機械や設備に錆が発生すると破損や劣化をして稼働に影響を与えてしまう可能性があります。
破損したパーツや腐食した金属・塗装が剥がれ落ち、製品に混入する危険も。
また、建物自体に錆が発生すると建物の破損や強度の低下で、地震の際に崩れやすくなるなど、従業員の命の危険にもつながってしまいます。
倉庫・工場で発生しやすい錆の種類
倉庫や工場で発生しやすい錆には、赤錆、白錆、青錆、黒錆などがあります。
“錆”と言われて一般的に想像するのは赤錆でしょう。
名前の通り赤い錆で、鉄や鋼に発生します。
見た目が悪く、状態の劣化にもつながります。
白錆はアルミニウムや亜鉛に発生する白い錆、青錆は銅や真鍮(しんちゅう)などに発生する青緑色の錆で、これらは金属の表面にしか発生しません。
黒錆は機械部品や工具、刃物などに高熱処理や薬剤を使用して発生させる錆です。
青錆、黒錆は、赤錆の発生を防ぐために、わざと錆を発生させる場合もあります。
倉庫・工場でできる錆(サビ)対策を紹介!
倉庫や工場で取り組むべき錆(サビ)対策を3点ご紹介します。
錆にくい環境を整える
錆の主な原因は湿気や結露。
そのため、温度差による結露ができないよう温度管理や、湿気がたまらないよう湿度管理を徹底することが大切です。
倉庫や工場での温度管理・湿度管理の方法については「倉庫や工場の湿度管理と温度管理は重要!ポイントや方法を解説」で詳しくご紹介しています。
また、サビやすい金属を管理する場所にもご注意を。
例えば、塩分が多い場所はサビやすいので倉庫や工場が海のそばにあるときには、錆が発生しないよう特に注意が必要でしょう。
ホコリがたまっている環境も、ホコリに湿気がたまるのでサビやすくなってしまいます。
サビやすいものを持ち込まない
金属の種類によってサビやすい・サビにくいの違いがあります。
金、銀、パラジウムをはじめ、亜鉛、銅、アルミ、ステンレスなどはサビにくいので、金属製品はできるだけこれらを選ぶと良いでしょう。
定期的に機械や設備のメンテナンスを行う
機械や設備、パーツなどに錆が発生している部分がないかをチェックし、錆を見つけたら早めに対処をしましょう。
錆があると広がったり、もらい錆でほかの金属にも錆が発生したりしてしまう可能性があります。
また、倉庫や工場で使われる金属製品は、塗装やメッキなどで表面が錆にくいように加工されていますが、表面の加工が剥がれてしまうとそこから錆が発生しやすくなってしまいます。
汚れも錆の原因になりますので、そちらもあわせてチェックし、対処しておきましょう。
倉庫や工場で錆(サビ)が発生する原因と対策を知ろう!
倉庫や工場で錆(サビ)が発生するのは、湿気や結露が主な原因です!
錆が発生すると、機械・設備の故障、破損に加え、それによる異物混入の恐れもあります。
建物自体に錆が広がると、建物の強度が下がって地震で崩れやすくなるなどの危険も。
倉庫や工場で発生しやすい錆にはいくつかの種類がありますが、見た目が悪く、状態を劣化させるのは主に赤錆です。
倉庫・工場の錆対策には、温度管理・湿気管理を徹底して錆が発生しにくい環境を整える、サビやすい金属を持ち込まない、定期的に機械や設備のメンテナンスを行うといったものがあります。
倉庫や工場の錆を防いで適切な作業環境を整えましょう。
戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。
倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。