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2024.09.17

倉庫・工場の外壁塗装はメリットが大きい!おすすめの時期や費用も解説

こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

倉庫や工場の外壁の劣化が気になり始め、「そろそろ外壁塗装を施したほうが良いかな?」と、タイミングに悩んでいる経営者の方はいませんか?

 

倉庫・工場の建物や従業員を守るためにも、外壁塗装を適切なタイミングで行うことは大切です。

 

今回のコラムでは、倉庫・工場における外壁塗装のメリットや放置するリスク、適切な施工時期や費用の目安などを解説します。

 

大きな費用と手間がかかる外壁塗装ですが、適切なタイミングを知り、ぜひ外壁メンテナンス計画のヒントにしてください。

外壁塗装

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ここに目次が入ります

 

 

倉庫・工場で適切な時期に外壁塗装をするべき理由

工場・倉庫の外壁は、建設時に塗装を施して終わりでなく、定期的に外壁塗装を施す必要があります。

 

その主な理由について、複数の観点からご紹介します。

 

建物を保護し、長く安全に使用するため

倉庫や工場の外壁は、日々の風雨や紫外線にさらされ続けることで、徐々に劣化していきます。

 

この劣化を放置すると、外壁にひびが入り、そこから雨水や汚れが侵入、さらなる劣化や腐食を引き起こしてしまいます。

 

そうなると建物の強度が低下し、地震や台風などの災害で倒壊するなど、大きな被害につながる可能性があるでしょう。

 

外壁塗装を適切に施すことで建物の耐久性が向上し、建物を劣化から守ることができます。

 

外壁の性能を向上するため

最新の塗料には、防水、防汚、遮熱、断熱、紫外線防止などの機能が付加されているものも多く、耐久性以外にも外壁のさまざまな性能を向上させてくれます。

 

例えば、防汚塗料を施せば、外壁が汚れにくくなりメンテナンスコストの削減につながるでしょう。

 

また、屋根に遮熱塗料を使用すれば、太陽光に含まれる赤外線を反射し、工場内に入ってくる熱を少なくできます。

 

遮熱塗料の性能にもよりますが、遮熱性能1の塗料であっても、室内に入ってくる熱を20~40%削減できるといわれています。

これにより夏場の空調効率が向上し、光熱費の削減に。

 

快適な作業環境を維持できれば、従業員の生産性向上やモチベーションアップにもつながります。

 

企業イメージの維持・向上のため

劣化や汚れが目立つ外壁は、顧客や取引先、さらには地域住民からの信頼を損なう原因となりかねません。

 

定期的な外壁塗装で、建物の外観を美しく保つことは、企業イメージの維持や向上につながります。

 

人材採用の際にも外観は会社の第一印象を左右しますし、きれいな職場であることは働いている従業員のモチベーション維持にも影響します。

 

なお、劣化した外壁を放置していると、以下のようなリスクにつながってしまいます。

  • 建物強度低下による災害時の倒壊リスク
  • 雨漏りによる設備や商品の破損
  • 雨漏りで濡れた床によるスリップ事故
  • 衛生環境の悪化
  • 企業イメージ低下による取引機会の損失

 

こちらのコラムでは、雨漏りの原因やリスク、対策などをご紹介していますので、ぜひあわせてぜひご覧ください。

 

倉庫や工場の雨漏りの原因は?放置するリスクと雨漏り対策を紹介

 

 

倉庫・工場の外壁塗装はいつ行うべき?

工場の外壁工事

倉庫や工場の外壁塗装は、一般的に10~20年周期で行うものとされています。

 

外壁塗料の耐用年数が長くても10~20年程度のため、塗料の効果が切れる前に施すのが良いのです。

 

外壁塗装を検討すべき具体的なサイン

塗料の耐用年数は建物の立地環境や使用状況によっても変わってくるため、建物ごとの外壁の状態をしっかり確認することが大切です。

 

塗料の耐用年数が経っていなくても、外壁に以下のような症状が見られる場合は、外壁塗装を検討しましょう。

  • 変色や退色が目立つ
  • 外壁に浮きやひび割れが見られる
  • 塗膜が粉状になる「チョーキング現象」が発生している
  • 金属部分に錆が発生している
  • シーリング材の劣化が進んでいる
  • 雨漏りが気になる

 

また、外壁のさらなる性能向上を目指す場合や、重要な商談や採用活動を控えて企業イメージを更新したい場合なども、外壁塗装を検討する良いタイミングではないでしょうか。

 

外壁塗装工事は、気温が5℃未満の時期や相対湿度が85%以上の時期には避けるのが無難。

雨の日にも施工ができないため、春や秋の晴れた日が施工に適しています。

 

倉庫や工場の耐用年数や、老朽化への対応などは以下のコラムでも詳しく解説しています。

老朽化を放置していると大きなリスクにつながってしまうので、早めに適切な対応を検討しましょう。

 

倉庫の耐用年数(寿命)とは?点検・修繕方法や減価償却も確認!

工場の老朽化は早めに対処!設備更新・改修時期の目安とは

 

 

倉庫・工場の外壁塗装の費用や工期もチェック

倉庫・工場の外壁塗装の費用や工期は、建物の規模や塗料の種類によって大きく変動しますが、100坪の工場の外壁塗装で一般的な目安は以下のイメージです。

 

  • シリコン塗料:約200~300万円
  • 遮熱塗料:約200万円
  • フッ素塗料:約250~270万円

 

施工面積が広いと高額になるのはもちろんですが、耐用年数が長く高性能な塗料も費用が高くなります。

 

長期的に考えると、耐用年数の長い塗料は施工費が高くてもトータルコストを抑えられる可能性があるでしょう。

 

また、倉庫・工場の外壁塗装の工期は、2週間〜2カ月程度が目安。

こちらも建物の規模などによって異なります。

  1. 施工の流れも確認しておきましょう。
  2. 近隣への挨拶、説明
  3. 施工準備:足場組立、養生、高圧洗浄など
  4. 下地処理:破損部分の修復など
  5. 外壁塗装:下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが一般的
  6. 足場撤去、最終確認

 

季節や天候によっても工期が変動する可能性があり、また、通常の事業活動に影響が出ないよう、計画的に進めることが大切です。

 

 

倉庫・工場の外壁塗装は資産価値や企業イメージを守る!

倉庫や工場の外壁塗装は、建物の保護や外壁の性能向上、従業員の労働環境改善、企業イメージの向上といったメリットにつながります。

塗料の耐用年数に応じて10~20年周期で検討するほか、外壁の劣化が気になる場合や新たな性能付加・性能向上を図る場合なども検討のタイミングですよ。

 

倉庫・工場の外壁塗装にかかる費用は100坪の建物で200~300万円程度が目安。

使用する塗料の種類や性能によっても異なります。

工期も建物の規模によって2週間~2カ月程度となっており、外壁塗装工事が倉庫や工場の事業に影響を与えないよう、計画的に進めることが大切です。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

 

倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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