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2024.06.26

倉庫や工場の雨漏りの原因は?放置するリスクと雨漏り対策を紹介

こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

倉庫や工場でもし雨漏りが起こったら、放置しておくのは危険です。

商品や設備が濡れ、甚大な被害や大きなリスクにつながってしまう可能性があります。

 

そのため、早めに対策をとることが重要です。

 

今回のコラムは、倉庫や工場の雨漏りについて解説。

雨漏りの原因としてよくあるものや倉庫や工場の雨漏りを放置するリスク、雨漏り対策までを詳しくご紹介します。

雨漏りをする倉庫
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ここに目次が入ります

 

 

倉庫や工場の雨漏りの原因とは?

倉庫や工場で雨漏りが起こる原因には、主に以下の3つがあります。

  • 屋根材の劣化
  • 屋根材を固定するボルトの劣化
  • 屋根以外の外壁や開口部などの劣化

 

一つずつ詳しくご紹介します。

 

屋根材の劣化

屋根材自体が劣化してひび割れ、そこから雨水が侵入しているケースです。

屋根は常に紫外線や雨風にさらされているため、劣化しやすいです。

屋根材に施工している塗装の効果が切れていると、劣化を早めてしまいます。

 

屋根材を固定するボルトの劣化

経年劣化でボルトが緩んで隙間ができる、ボルトがサビてそこから屋根が腐食してひび割れるといったことが起こり、そこから雨水が侵入するケースです。

ボルトも屋根材同様、常に紫外線にさらされているため劣化しやすいです。

 

屋根以外の外壁や開口部などの劣化

雨水は屋根以外からも侵入する可能性があります。

例えば外壁のひび割れ、窓やドアの隙間、隙間埋めのコーキングのひび割れなどから、雨水が侵入することも。

これらも、経年劣化が原因でひび割れたり隙間ができたりします。

 

 

倉庫や工場で雨漏りを放置するリスク

倉庫や工場での雨漏りを放置すると、甚大な損害や重大な事故につながる可能性があるので注意が必要です。

 

考えられる主なリスクをご紹介します。

 

保管商品の水濡れ被害

保管商品が雨漏りで濡れ、傷んだり廃棄になったりするリスクがあります。

商品価値が大きく下がったり、売り物にならなくなったりして大きな損害に。

自社の保管倉庫でない場合、お客さまから預かっている保管商品をダメにしてしまうと、信頼問題にもつながってしまいます。

 

設備や機器の故障

倉庫や工場の設備、機器が雨漏りで濡れると、故障するリスクがあります。

精密機器は少し濡れただけで故障してしまうものもあるでしょう。

 

設備の不具合や故障で製造ラインや業務がストップすると、倉庫や工場の営業自体を停止せざるを得なくなるケースも。

売上や信用が大きく低下してしまいますし、設備や機器の修理、入れ替えなどにも多額のコストがかかります。

 

火災、感電、転倒などの事故

雨漏りが思わぬ事故につながるケースもあります。

雨漏りの水濡れで電気配線がショートまたは漏電してしまうと、停電や火災が起こることにつながります。

 

従業員が漏電箇所に触れてしまい感電したり、雨漏りでできた水たまりで足を滑らせて転んだりするなど、大事故につながってしまう恐れがあるため、早めの解決が必要です。

 

 

倉庫や工場ですべき雨漏り対策

ヘルメット

雨漏りの応急処置としては、原因となっている部分を防水テープでふさぐ、ビニールシートをかぶせるといった方法もありますが、屋根の上など高所作業は大変危険です。

無理せず、早めに業者へ相談することをおすすめします。

 

可能であれば、雨漏りで濡れそうな商品は安全な場所へ移動すると良いでしょう。

 

倉庫や工場の雨漏りを防ぐには、屋根や外壁、開口部など、建物周りの定期的な点検とメンテナンスが重要です。

専門業者に定期的に点検してもらうと安心ですよ。

 

塗装やコーキングは約10年に一度程度の頻度で塗り替えを行い、屋根材や外壁材の耐用年数に応じて葺き替えや張り替えなどの対応も検討しましょう。

 

倉庫や工場の建物自体が老朽化している場合は、建て替えの選択肢も選択肢の一つです。

 

過去のコラムでも、台風など雨風対策や解体・建て替えについての情報をご紹介していますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください。

 

工場・倉庫の台風対策とは?被害事例についても解説

倉庫や工場の解体費用はいくら?目安や節約する方法をチェック

倉庫の耐用年数(寿命)とは?点検・修繕方法や減価償却も確認!

 

 

倉庫や工場の雨漏りは定期的な点検とメンテナンスで防ぐ

倉庫や工場で雨漏りする主な原因は、屋根材やそれを固定するボルトの劣化や、外壁・窓・ドアなどの劣化です。

経年劣化などによりひび割れや隙間ができて、そこから雨水が侵入します。

 

雨漏りを放置すると、保管商品水濡れ被害や設備、機械の故障、火災・漏電・転倒事故などのリスクがあり、売上や信用を低下させてしまう恐れがあります。

 

倉庫や工場の雨漏り対策には、屋根、外壁、開口部など建物周りの定期的な点検とメンテナンスが重要です。

 

専門業者へ点検を依頼し、塗装・コーキングの定期的な塗り替え、必要に応じた屋根材・外壁材の葺き替え・張り替えを行い、使用年数によっては建物の建て替えも検討しましょう。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

 

倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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