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2024.06.03

倉庫の事故を防ぐ安全対策を徹底解説!

こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

倉庫内の安全管理は事業主や管理者の大切な仕事です。

 

倉庫での安全対策を徹底して事故のリスクを減らし、安全に働ける環境を整えましょう。

 

今回のコラムでは、倉庫での安全対策について解説!

 

倉庫で起こりやすい事故の種類やその原因、事故のリスクを減らすために取り組むべき安全対策をご紹介します。

倉庫の事故

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ここに目次が入ります

 

 

倉庫で発生しやすい事故とは?

たくさんの人が働き、機械や設備、重機が動いている倉庫では、常に事故のリスクがあります。

 

倉庫では特にこんな事故が起こりやすいです。

 

  • 転倒事故
  • 転落事故
  • フォークリフトや機械の事故

 

すぐに思い浮かぶのは転倒事故や転落事故。

大きな荷物の運搬中は足元が見えにくいので、通路の段差や床に放置された荷物につまずいたり、地面が濡れていて滑ったりして転ぶリスクがあります。

 

荷物を持っていて両手がふさがっていると、転んだときに手がつかず、さらに危険です。

 

また、トラックの荷台や脚立の上での作業、フォークリフトのパレットに乗っての作業など、高所での作業も多いため、バランスを崩して転落する事故にも注意を。

 

高所から物が落ちてきて下にいる作業員にあたるという、物品の転落事故も危険です。

 

そのほか、フォークリフトや台車、トラックなどを使用する倉庫では、それらによる事故が発生する可能性も。

 

フォークリフトで重たいものを持ち上げたときにバランスを崩して転倒、フォークリフト同士の衝突、フォークリフトやトラックと従業員の接触など、こちらも大事故につながってしまう恐れがあります。

 

 

倉庫で事故を防ぐための安全対策をご紹介!

倉庫での事故は大けがにつながることもあるため、どんな事故が起こりやすいか把握した上で適切な安全対策を講じておきたいものです。

 

事故を防ぎ従業員の安全を守るために、有効とされている安全対策を確認しておきましょう。

 

整理整頓

商品や道具の置き場所を決め、整理整頓に努めましょう。

 

棚が整理されていないと棚から物が落下してきてぶつかったり服に引っかかったりするほか、通路に荷物が散乱しているとつまずいて転ぶリスクがあります。

 

さらに、避難通路に荷物が置いてあると、緊急時にスムーズに避難できないといった危険性も高まります。

 

整理整頓のルールを決めて社内で共有し、徹底することが大切です。

定期的に、ルールが守られているか、整理整頓は行き届いているかをチェックし、ルールの見直しなども行いましょう。

 

動線の整理

フォークリフトなどの重機が通る動線と、従業員が通る動線は分けるのがベターです。

動線を整理し、通路を分けると接触事故のリスクを減らせます。

通路の整理整頓を行うことで、重機の操作や運搬もしやすくなるでしょう。

 

相互の声かけ

作業や移動のタイミングでは、従業員同士が声を掛け合ってお互いの位置や意図を確認し合いましょう。

声かけに対する返事やハンドサインなど、その返答を確認してから作業に進むというルールをつくるとさらに効果的です。

従業員同士のコミュニケーションを増やし、そのほかの意思疎通も円滑に進められることも期待できます。

 

棚・機械の固定

棚や機械が倒れたり移動したりしないように固定をしておきましょう。

地震の際に棚の収納物の落下を防いだり、棚が倒れてきて下敷きになったりすることを防ぎます。

 

地震対策も倉庫の安全対策の一つです!

こちらコラムで詳しくご紹介していますのであわせてご覧ください。

倉庫・工場での地震対策とは?地震リスクや対策例も確認!

 

作業ルールの順守

転落の危険を伴う作業では2人体制で作業する、ハーネスを付けるなど、安全のための作業ルール作りと作業ルールを守ることを徹底しましょう。

 

全従業員が正しく確実に理解できるようにし、実践が難しい場合はトレーニングを行うなどして、確実にできるようにすることが大切です。

 

そのほか、ダブレットのカメラ機能で倉庫内をチェックして危険な場所を教えてくれる危険発見アプリの導入や、プロの倉庫管理サービスを利用するという方法も。

 

プロの物流業者へ倉庫業務を委託することで、専門業者が持つ豊富な経験やノウハウを活用することができます。

 

 

倉庫の安全対策で知っておきたい法則もチェック

ヘルメット

「ヒヤリハット」と「ハインリッヒの法則」という、安全対策を考える上で欠かせない言葉を知っていますか?

 

「ヒヤリハット」とは、事故にはならなかったけれども、一歩間違えれば事故が起こっていたような「ヒヤリ」「ハッ」とするような状態。

 

「ハインリッヒの法則」とは、1件の重大事故の背後には、29件の軽微な事故と300件のヒヤリハットがあるといわれるものです。

 

つまり、「少し危なかったけど、事故が起こらなくて良かった」ということがある場合、それは安全なのではなく、次は重大な事故が起こるかもしれないということ。

 

ヒヤリハットの状況を把握して、事故を防ぐ適切な安全対策を講じる必要があるのです。

 

 

倉庫内の安全対策を徹底して事故を防ごう

倉庫で起こりやすいのは、転倒事故や転落事故、フォークリフトの事故など。

倉庫内の安全管理は、事業主や管理者の大切な仕事です。

 

倉庫での事故リスクを軽減し、従業員が安全に働ける環境を整えるために、倉庫内の整理整頓や動線の整理、声かけ、棚や機械の固定、明確なルール作りとルールの遵守などの安全対策に取り組みましょう。

 

また、大きな事故1件の背後には300件のヒヤリハットが隠れているといわれます。

ヒヤリハットは軽視せず、適切な安全対策を行いましょう。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

 

倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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