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2021.06.04
倉庫の種類はどんなものがある?倉庫別に保管できる物品もご紹介
こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。
倉庫と言ってもさまざまな種類があるので、どんな違いがあるか気になりますよね。
今回は、物品を倉庫で保管する事業である倉庫業の基本についてのお話です。
倉庫業法に基づく倉庫の種類や、それぞれ保管できる物品の種類について詳しく解説していきます!
ぜひ参考にしてください。
倉庫の種類は倉庫業法で定められている!倉庫業とは?
倉庫の種類を見ていく前に、倉庫業について解説していきます。
倉庫業とは、物品を倉庫で保管する事業のこと。
物品が生産者から消費者の手へと渡るよう繋げる、私たちの日常生活に欠かせない重要な役割を果たす産業です。
倉庫業を始める前には、倉庫業法に基づき国土交通省からの登録を受ける必要があります。
倉庫業法は安全に物品を保管するためのルールを定めた法律で、登録には倉庫が設備基準を満たしていることや、倉庫管理主任者の選任などが義務付けられます。
この登録をしないまま倉庫業を営んでいた場合には、懲役や罰金などの罰則が下されるだけでなく、顧客からの信頼性も得にくくなるでしょう。
また、倉庫は「営業倉庫」と「自家用倉庫」分けられ、営利目的で使用する場合は営業倉庫を活用します。
営業倉庫には種類ごとに用途が違うので、次で詳しくご紹介していきます!
営業倉庫の種類
倉庫の種類には、主に「普通倉庫」「冷蔵倉庫」「水面倉庫」の3つがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
普通倉庫
普通倉庫は主に農業や製造業、鉱業などの製品や原料を保管する倉庫です。
農作物や食品、繊維や紙・パルプ、金属や原油・天然ガスなど、幅広い物品を保管することができます。
家財や美術品など、個人の財産の保管にも対応可能です。
普通倉庫の詳細な種類については後で見ていきますが、保管する物品の耐火性や種類によってさらにいくつかの種類に分けられます。
冷蔵倉庫
冷蔵倉庫は、水産物や肉などの生鮮食品や冷凍状態で保管する物品など、10℃以下の低温で保管する貨物に対応した倉庫です。
常に10℃以下の温度をキープできるような設備が必要となります。
水面倉庫
水面倉庫は川の河口付近などに物品を浮かべて保管する倉庫です。
原木などを管理し、水面貯木庫とも呼ばれます。
周囲を築堤などの工作物で防護する、木材の流失を防止するための措置を行う、周辺に照明装置をつけることが基準として設定されています。
普通倉庫には種類がたくさんある!特徴を詳しくご紹介
普通倉庫は、倉庫の特徴や保管する物品によってさらにいくつかの種類に分類されます。
よく見かけるものから危険品を扱う倉庫まで、さまざまな種類をご紹介します。
1~3類倉庫
建屋型の倉庫で、一般の人でも比較的目にする機会が多い種類です。
倉庫の設備や構造によって、1類倉庫・2類倉庫・3類倉庫の3種類に分かれます。
1類倉庫は、3種類の中で最も厳しい設備基準を満たした倉庫です。
防湿、耐火、防火などの性能を備えた建築で、防犯装置やねずみなどによる阻害を防止する設備なども必要となります。
倉庫としてのスペックが高いため、繊維や紙・パルプ、日用品、機械など、多くの種類の物品や貨物を保管できます。
ただし、冷蔵冷凍や危険品倉庫などでの保管が必要な品には対応していません。
2類倉庫は耐火性能や防火性能がない倉庫のため、紙など燃えやすい物品は保管できません。
麦や塩、でんぷん、野菜・果実類、飼料や肥料、セメントなど、法律上の分類では第2類から第5類となる物品も管理できます。
3類倉庫は、耐火性能、防火性能、防湿性能、防水性能、遮熱措置などがない倉庫です。
陶磁器やガラス製品、鉄材火など、湿気に耐性がある物品が保管されます。
野積倉庫
野積倉庫では、レンガやセメント、木材や廃タイヤなど、雨や風、日光にさらされても問題のない物品が保管されます。
倉庫がある区画が柵や塀に囲まれ、防犯のための設備や保管物が落下しないような措置が求められます。
貯蔵槽倉庫
貯蔵槽倉庫では、袋や容器に入っていない小麦、大麦、トウモロコシ、糖蜜など、液体やばら穀物などが保管されます。
一般にサイロやタンクとも呼ばれ、防火性能と防水性能があり、消火設備の設置が設備基準として求められます。
危険品倉庫
危険品倉庫では、消防法が指定する危険物や高圧ガスなどが保管されます。
そのため倉庫に求められる設備基準は厳しく、防火性能、防水性能、防湿性能を備え、倉庫の周囲は柵や塀、鉄条網などで防護し、防犯措置の設置も必要となります。
また、物品の種類によっては消防法や高圧ガス保安法など、関係のある法律の規定を満たす必要があります。
トランクルーム
トランクルームでは家財や美術品、骨董本や書籍、楽器など、消費者の財産を保管できます。
倉庫業法では、トランクルームの認定制度が設けられています。
国土交通省によって優良と認められた施設は「認定トランクルーム」と呼ばれます。
さまざまな種類の倉庫からニーズに合うものを!
倉庫業とは、物品を倉庫で保管する事業のこと。
物品が生産者から消費者の手へと渡るよう繋げる、重要な役割を果たす産業です。
倉庫業を営むには、倉庫業法に基づいた登録を受ける必要があります。
倉庫には普通倉庫、冷蔵倉庫、水面倉庫の3種類があり、普通倉庫はさらに1~3類倉庫、野積倉庫、貯蔵槽倉庫、危険品倉庫、トランクルームなどに分類されます。
それぞれの倉庫では設備の特徴や保管できる物品の種類が異なるため、どんな倉庫が必要なのかを見極めて利用しましょう。
戦略倉庫ではそれぞれ実績から厳選した工法14種、基礎7種、土間4種、外構4種を独自に仕組化。
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