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2022.04.06

工場を建て替えるメリットと検討する時期とは?準備や注意点も確認

こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

新築の工場も、いずれ修繕や建て替えを検討しなくてはいけない時期がきます。

工場の建て替えは時間や費用がかかるため、しっかり計画を立てて進めたいものです。

 

今回のコラムでは、工場の建て替えについて、そのメリットや時期などを解説。

工場の建て替えを検討するタイミング、建て替えに向けての準備や注意点として知っておくべきことをお伝えします。

ここに目次が入ります

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工場建て替えのメリットとは?どんな場合に検討が必要か

まずは、工場の建て替えによるメリットを確認しましょう。

また、工場の建て替えはどんな場合に検討が必要かについても、ご紹介します。

 

工場の建て替えのメリット

主に3つのメリットがあります。

 

【1】工場の安全性が高まる

新築できれいな工場も、年数が経って老朽化することは避けられません。

老朽化によって基礎や外壁、屋根などが劣化すると、地震や大雨などの災害で建物が倒壊したり、破損したりする危険性もでてきます。

 

商品や業務に影響があっては困りますし、何より働く従業員に危害が及んでしまっては大変です。

工場を建て替えることは、老朽化・劣化のリスクを回避し、建物の安全性を高めることにつながります。

 

特に旧耐震基準で建てられた古い建物では、大地震の揺れに対して強度が足りない可能性もあり、倒壊の恐れも。

これから工場を建て替えると、新耐震基準を満たす建物となるため安心です。

 

【2】業務効率や生産性が高まる

工場を建てた当時と現在で、業務内容や製造物、使用設備、業務フローやそのための動線が変わっていることは珍しくありません。

現在の状況や環境に合わせて建て替えができれば、業務効率や生産効率も上がって、業績アップにつながるでしょう。

 

【3】従業員の満足度が高まる

同じ仕事をするならもちろん、新しくてきれいな職場、使いやすく働きやすい工場や設備がいいはずです。

きれいに、そして使いやすく工場を建て替えることは、従業員の満足度アップに貢献します。

 

満足度やモチベーションが高まれば、仕事にやる気がでて、生産効率がアップしたり、長く働いてくれたりするでしょう。

 

建て替えを検討するタイミングとは?

工場経営者にとっては、建て替えを検討するタイミングも重要です。

次のような場合に考えてみましょう。

  • 工場の老朽化や劣化が気になったとき
  • 新しい設備を導入するタイミング
  • 生産システムや業務フロー、動線を変更するタイミング
  • 事業の拡大や増員のタイミング
  • 法律や条例の改正などで対応を求められたとき

 

「工場の老朽化や劣化が気になったとき」が、一番わかりやすい時期です。

安全確保のためにも、放置せず早めに検討しましょう。

 

工場を建てた当初から業務や工程が変わり、工場や設備に「使いづらさを感じている」「現状に合わせて使いやすさをアップさせたい」といったときも、建て替えを検討するタイミングです。

 

新規事業の開始や事業拡大で人員増加を見越している際も、建て替えを考える時期とみて良いでしょう。

法律や条例が新しく施行・改正された場合も、スムーズに対応するため、建て替えを検討するケースがあります。

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工場の建て替えで準備することや注意すべきポイントとは?

荷物

工場の建て替えの際は、①建て替えの目的、②建て替えの場所、③建て替えの資金計画、④建て替え中の生産体制の4つについて考えておく必要があります。

①建て替えの目的

工場の建て替えで、最初にしっかり検討すべきことは建て替えの目的です。

 

「何のために建て替えるのか」「今の工場はどこに問題があるのか」といった点を整理することで、どのように建て替えるべきかが明確になります。

目的をはっきりさせずに建て替えを進めてしまうと、せっかく建て替えても使いにくい工場になってしまう可能性があります。

 

②建て替えの場所

現在の立地で建て替えるのか、それとも別の場所へ建て替えるのかも重要な問題です。

同じ敷地だとしても「建物の大きさに制限はないか」、別の場所へ建てるなら「そもそも工場が建てられるエリアか」など、法律や周辺環境、インフラなどのチェックも欠かせません。

 

③建て替えの資金計画

建て替えの目的と完成形を明確化できたら、次は資金計画や調達方法を考えましょう。

 

会社の資産から調達するのか、金融機関から融資を受けるのか。

少なくとも老朽化による建て替えは必ず発生しますので、数年かけて資金の準備を計画する必要があります。

 

建て替えの目的や完成形がイメージできていれば、それに必要な施工について見積もりをとったうえで検討しましょう。

 

④建て替え中の生産体制

建て替え工事中の生産体制についても考えておくことが必要です。

 

建て替え工事中に、すべての生産活動をストップするのは現実的ではなく、通常業務と並行して工事を進めることも多いです。

 

平常時と比べて生産性が落ちてしまうこともあるので、状況に合わせて受注量や生産スケジュールを調節する必要があります。

通常と変わらず受注をして、万が一「生産が間に合わず、納品できない!」となって取引先に迷惑をかけないよう、入念に準備しましょう。

 

 

工場建て替えで安全性や生産性をアップ!状況に応じて検討を

工場の建て替えには手間や費用がかかりますが、しっかり計画して進めることで大きなメリットも得られます。

 

建物の安全性が高まったり、現在の状況に合わせて動線などを改善できれば生産性も向上。

きれいで使いやすい工場は従業員の満足度やモチベーションを上げ、結果的に業績アップにつながるでしょう。

 

建物の老朽化や劣化が気になったタイミングはもちろん、使いづらさを感じるタイミングや、新しい設備・システム導入などの時期に合わせて、工場の建て替えを検討してみてはいかがでしょうか。

 

検討の初期段階では、建て替えの目的と完成形をしっかりイメージし、それに合わせて資金計画や資金調達方法も準備が必要です。

建て替え工事中も生産活動を続ける場合は、受注量や生産スケジュールを調整して、取引先などに迷惑がかからないようにしましょう。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

北海道や東北で倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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