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2023.09.05

倉庫・工場のシャッターにはどんな種類がある?特徴や選び方を解説

こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

倉庫や工場の出入り口・搬入口などに設置されるシャッターは、個人宅や事務所などに設置されるものよりも、より多くの種類や役割があります。

 

今回は、そんな倉庫や工場のシャッターについてご紹介。

 

倉庫や工場でよく使われるシャッターの種類とその特徴、適切な選び方などをお伝えします。

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ここに目次が入ります

 

 

倉庫や工場のシャッターは重要!

倉庫や工場の出入口、搬入口などにはシャッターが設置されることが多いですが、このシャッターは倉庫や工場にとって非常に重要です。

 

シャッターは主に、以下のような役割を担っています。

  • 頑丈なシャッターで防犯性を高め、大切な商品や製品を守る
  • 気密性の高いシャッターで空調効率を確保する、ホコリやゴミ、虫が入り込むのを防ぐ
  • 倉庫・工場内で発生したにおいや煙を外に漏らさない
  • 素早い開閉で効率的に移動する

 

出入口などの開口部は、倉庫・工場の中と外をつなぐ部分。

 

性能の高いシャッターは倉庫・工場内の商品・製品や環境を守り、作業効率を確保するためにも、欠くことができない重要な設備なのです。

 

 

倉庫や工場に取り付けるシャッターの種類と特徴

倉庫や工場でよく採用されるシャッターの種類と特徴をご紹介します。

 

ワイドシャッター

大開口部に対応する幅の広いシャッター。

大きな搬入口などに設置されます。

 

気密シャッター

気密性の高いシャッターで、内部で発生したにおいや煙を外に漏らしません。

外部からの隙間風、ホコリ、砂、ゴミ、虫などの侵入も防ぎます。

 

防爆シャッター

動作時の静電気などを抑え、可燃性ガスや化学薬品などを扱う発火性の高い環境で安全に使えるシャッターです。

万が一爆発が起きた際にも、外部への誘爆を防ぐ耐圧性を備えているので被害を抑えられます。

 

防火シャッター

火災が起きたときに延焼を防ぐシャッターです。

主に、建築基準法で防火設備設置が義務付けられている場所で主に使われています。

 

防煙シャッター

火災で発生した煙を感知して自動で閉鎖し、煙のまん延を防ぐシャッターです。

安全な避難経路の確保が目的です。

 

重量シャッター

シャッタースラットの厚みが1.6mm以上ある分厚いシャッター。

厚いことにより防犯性や耐久性が高く、防火、防煙、防水などの機能を持つ製品もあります。

 

高速シャッター

一般的なシャッターの数倍の速さで開閉する、開閉速度が速いシャッターです。

作業効率アップのためや、空調管理が重要な工場・倉庫で採用されています。

シートタイプの高速シートシャッターもあります。

 

なお、個人宅やガレージ、一般的な店舗や事務所などに設置されるシャッターには、基本的に気密・防爆・防火・防煙などの機能は付いていません。

 

一般住宅などの建物では、シャッタースラットが軽い軽量シャッターや窓シャッター、ガレージシャッターなどが主に用いられます。

 

 

倉庫・工場のシャッターの選び方

赤いシャッター

倉庫や工場のシャッターを選ぶポイントは、「目的で選ぶ」「開閉方法で選ぶ」「メーカーで選ぶ」の3点です。

 

それぞれ説明していきましょう。

 

目的で選ぶ

先ほどご紹介したように、倉庫・工場用のシャッターには、種類ごとにさまざまな機能が付加されています。

扱っている製品や環境条件などに合わせて、必要な機能を持っているシャッターを選びましょう。

 

開閉方法で選ぶ

開閉方法の違いは、電動・手動と、上下方向・横方向の違いがあります。

 

電動シャッターは開閉に手間や力がいらないのがメリットですが、手動よりも費用が高く、構造が複雑なため故障のリスクがあるのがデメリット。

 

手動シャッターはその逆で、開閉にひと手間かかりますが、費用が安いという特徴があります。

 

開閉方向は上下タイプが多く、シャッタースラットが上部に巻き取られて開く「巻き上げ方式」と、シャッタースラットが巻かれずに天井に収納される「オーバースライダー」方式があります。

 

横方向に開閉するシャッターは「横引きシャッター」と呼ばれ、開閉部の形状の自由度が高く開閉部を大きく確保しやすいのが特徴です。

 

メーカーで選ぶ

目的・機能や開閉方法で絞り込んでもまだ決めかねるという場合は、メーカーで絞り込むのも一つの方法です。

 

倉庫・工場シャッターを扱う有名メーカーとその特徴を以下にご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

三和シャッター

日本のシャッターメーカーの最大手。大型の重量シャッターに強い。

 

東洋シヤッター

倉庫・工場の電動シャッターや重量シャッターに強い。関西エリアのシェアが多め。

 

金剛産業

日本で初めてオーバースライダーシャッターを紹介し、幅広く取り扱っている。

 

日本シャッター製作所

電動、重量、重量電動シャッターなど、さまざまな用途のシャッターを取り扱っている。

 

小松電機産業

高機能のシャッターが有名。高速シャッターの開閉速度は業界内でもトップクラス。

 

 

倉庫・工場のシャッターの種類は目的に合わせて選ぼう

倉庫・工場のシャッターは製品を守り作業効率を上げるために重要な設備の一つ。

 

大開口部に対応するワイドシャッター、気密性の高い気密シャッター、爆発のリスクを抑える防爆シャッター、火災時に被害を抑える防火シャッター・防煙シャッター、開閉スピードが速い高速シャッターなど、さまざまな種類があるので目的に合わせて選びましょう。

 

また、開閉方向が上下か横かといった点も選ぶ際にぜひチェックしてくださいね。

 

迷った場合はメーカーの特徴を知って選ぶのも一つの方法です。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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