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2024.02.10
食品保管倉庫を建設したい!知っておきたい法律や注意点を確認!
こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。
食品保管倉庫とは、その名の通り食品を保管するための倉庫です。
食品といっても生鮮食品から加工品、冷蔵・冷凍食品など種類はさまざまですので、保管する商品の特徴に合わせた倉庫にする必要があります。
今回のコラムでは、食品保管倉庫の建設時に知っておきたいポイントをご紹介!
食品保管倉庫の特徴や種類、関係する法律などをお伝えします。
食品保管倉庫の建設を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
食品保管倉庫とは?建設したい倉庫をイメージしよう
食品保管倉庫とは、食品の保管に特化した倉庫のことです。
食品の品質を保ち、安全に保管するためには、温度管理と衛生管理の徹底が欠かせません!
食品保管倉庫は、保管温度の区分で4つの種類に分けられます。
- 常温倉庫:温度管理をしない倉庫
- 低温(定温)倉庫:温度管理をして保管温度を一定に保つ倉庫で、冷蔵倉庫以外
- 冷蔵倉庫:10℃以下で温度管理をする倉庫
- 冷凍倉庫:冷蔵倉庫の中でも-20℃以下で温度管理をする倉庫
例えば、常温保存が可能な加工品や缶ジュース、砂糖や塩などは常温倉庫に、野菜や飲料などは低温倉庫に保管が可能です。
穀類や乳製品、生鮮魚介や精肉などは冷蔵倉庫に、冷凍食品やアイスクリームなどは冷凍倉庫に保管するのが適切でしょう。
温度区分による倉庫の種類については、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますのであわせてご覧ください。
冷蔵倉庫の温度はどのくらい?冷凍・常温・低温(定温)倉庫との違いも
食品の種類によって必要な保管温度が違うので、適切な温度で保管できる倉庫を選ぶ必要があります。
また、食品保管倉庫は衛生管理体制が徹底されているのも特徴の一つ。
倉庫内の清掃が徹底されているのはもちろん、多くの倉庫では異物混入を防ぐために入り口でのエアシャワーやシャッター・フィルター設置による防虫・防塵対策、手洗い・消毒ルールの徹底などがされています。
防犯カメラの設置や入退室管理といったセキュリティ対策も重要です。
さらに、サイズやコスト、設置場所などの条件に応じて、適切な倉庫を判断する必要があります。
食品保管倉庫を建設する際に知っておきたい法律
食品保管倉庫は、口に入る食べ物を保管する倉庫ですから、建設には厳しいルールが決められています。
食品保管庫建設時に関係してくる法律には、主に以下のようなものがあります。
- 建築基準法
- 倉庫業法
- 食品衛生法
- 消防法
- 港湾法
- 都市計画法
- 高圧ガス法
さまざまな法令で建物の大きさや構造、設備、建材、取り組みなどが定められているので、それらに適合させ、必要に応じ許可の取得や届出などを行う必要があります。
建物や耐火性や強度などは、特に細かく決められているため注意が必要です。
例えば、冷蔵倉庫の施設設備基準は12項目あります。
「冷蔵倉庫の施設設備基準とは?建設前に確認しよう」では、具体的な設備基準についても解説していますので、どのような基準があるのか確認してみてください。
食品保管倉庫を建設する際に気を付けること
食品保管倉庫は衛生管理や温度管理が重要ですが、あわせて湿気対策も忘れずに行いましょう。
湿気がたまり、結露や霜が発生してしまうと、商品が濡れて腐敗や破損といった品質低下を招いてしまいます。
温度を一定に保ち、適切に空気を循環させることで、結露や霜を防ぐことはとても重要です。
使用する機器や設備も、保管温度に対応するものを選ぶ必要があります。
また、先出し先入れしやすいレイアウトやシンプルな作業動線を意識することで、作業効率の向上も目指しましょう。
先出し先入れとは、先に入荷した商品から先に出荷するという在庫管理の方法です。
食品は賞味期限や消費期限があるので、先入れ先出しを徹底することで、商品ごとの保管期間を短くし、品質低下やロスを防ぐことができます。
食品保管倉庫の建設では温度管理と衛生管理に注意!
食品保管倉庫は、食品の保管に特化した倉庫です。
食品の品質と安全を保って保管するには、温度管理と衛生管理の徹底が重要!
食品の種類に合わせて適切な温度で保管できる倉庫を建設しましょう。
人の口に入る食品を保管する倉庫ですから、建築時には広さや構造、強度、防火性、衛生管理、設備などに厳しいルールが定められてます。
建築基準法や倉庫業法をはじめ、食品衛生法や消防法、高圧ガス法などの規定にも適合させ、必要に応じて許可や届出などが必要です。
戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。
倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。