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2021.10.14
システム建築のメリット・デメリットを解説!在来工法との違いも
こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。
工場建設や倉庫建設には、システム建築をはじめ、プレハブ建築やテント倉庫などさまざまな工法があります。
中でもシステム建築は、設計や素材、生産などすべてコンピューターでシステム化されている工法。
近年非常にニーズが高まっており、一定品質で施工できるシステム建築にはさまざまなメリットもあります。
今回はシステム建築のメリット・デメリットについてのお話。
システム建築の概要や特徴、在来工法との違いなどもご紹介します。
「システム建築」とは?工法の特徴もご紹介
システム建築は、コンピューターによって設計や素材、生産などすべてがシステム化されている工法です。
建築時に想定される仕様や検討事項が標準化されているため、一定品質で施工できるので、低コスト・短納期ながらも高い品質を保ちます。
戦略倉庫でも、お客様のメリットがある場合はシステム建築の工法を使用する場合があります。
戦略倉庫のシステム建築は、部材の生産をコンピューターと直結した生産ラインで自動化。
屋根と母屋がフレームと一体化した合理化を実現することで、鉄骨重量を在来工法に比べて30〜40%軽減し、基礎や杭工事のコスト減を叶えました。
また、提案・設計・発注までの建築生産プロセスをシステム化したことで、工事の手間を軽減。
在来工法よりも工期を約20%短縮することが可能になり、結果的にコスト減にも繋がっています。
このように、低コスト・短納期を叶える戦略倉庫のシステム建築は、日本で唯一のシステム建築専用工場(大臣認定:Hグレード工場)で生産される鉄骨を使用することで、高品質鉄骨造を実現しています。
戦略倉庫では独自のさまざまな安心標準仕様を設定していますが、お客様のご要望に応じた仕様変更にも迅速に対応させていただきます。
施工実績もご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
システム建築のメリット
システム建築にはさまざまなメリットがあります。
耐震性や耐久性が優れている
一定品質で施工できるシステム建築は、耐震性や耐久性に優れています。
建設する地域の環境に合わせて設計ができるため、地震はもちろんのこと、台風、積雪などといったさまざまな自然災害にも備えることができます。
要望に合わせてスピーディーに設計できる
コンピュータを使って設計を支援する「CADシステム」でパーツの設計を行うため、要望に合わせてスピーディーに設計できます。
増築や併設などが行いやすいだけではなく、倉庫、事務所、工場など用途に合わせて幅広い設計が可能です。
短納期ながら高品質を保てる
システム構築は、設計から施工までをワンストップでシステム管理しているため、短工期での施工が可能です。
標準化した部材を使用するので、在来工法などと比較して見積もりが迅速に出せるため、さまざまなニーズにあわせてスピーディに対応できますよ。
また、コンピューターで生産ラインをすべて管理し、常に安定した高品質な部材を生産することができるので、コストパフォーマンスに優れています。
システム建築のデメリット
システム建築を知るには、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
外観の自由度が低い
コンピューターで生産ラインが標準化されているシステム建築は、合理性と高品質を追求しているため、建物の外観デザインはシンプルな造りです。
外観のデザイン面に自由度が少ないため、デザイン性にこだわった建物やオリジナリティーを求めることは難しいでしょう。
カスタマイズが困難な場合がある
システム建築では、部分的に複数層階にしたり、いびつな形をした土地の形状にあわせて建物も不整形な形状にしたりするなどの、カスタマイズが難しい場合があります。
システム建築と在来工法の違いは?
システム建築と在来工法では、耐用年数に大きな違いはないものの、費用や工期などさまざまな面で違いが見られます。
システム建築・在来工法の違い
費用
システム建築は設計や素材、生産ラインなどのすべてがコンピューターでシステム化されているため、在来工法に比べて費用が安い傾向にあります。
システム建築を採用している戦略倉庫では、長年にわたる鉄骨建築の実績もあり、効率的に坪25万円から建てられる倉庫・工場建築を実現しています。
工期
コンピューターで生産ラインを自動化しているシステム建築は、在来工法に比べて工期を約20%短縮することが可能です。
工期は業者によって異なりますが、3カ月〜となっています。
耐久性・耐震性
耐久性や耐震性は、手がける業者の技術や部材によって変わります。
しかし、システム建築は在来工法と違ってすべて標準化されているため、品質にばらつきがなく、常に耐久性と耐震性に優れた建物を建築することが可能です。
プレハブ建築とは?システム建築とは何が違う?
工場や倉庫を建築する工法の一つに、「プレハブ建築」という工法があります。
プレハブ建築は、工場で生産・加工したパーツを現場で組み立てる工法で、システム建築と同じく短納期・低コストでの建設が可能です。
しかし、複雑なカスタマイズでない限り要望に合わせた設計ができるシステム建築に比べ、プレハブ建築はデザインや間取りに制限があります。
また、プレハブ建築は規格品のパーツを組み立てて建設するため、大規模な工場や倉庫を建築しようとすると、プレハブ建築の特徴でもある費用面のメリットをあまり得ることができない可能性もあります。
システム建築のメリット・デメリットを知り、工法を検討しよう!
システム建築は、コンピューターによって設計や素材、生産などすべてがシステム化されている工法です。
建築時に想定される仕様や検討事項が標準化されているため、一定の品質で施工できるので、低コスト・短納期ながらも高い品質を保ちます。
システム建築にはさまざまなメリットがあります。
- 高い耐震性・耐久性
- スピーディーな設計が可能
- 短納期ながら高品質
システム建築のほかにも、従来の在来工法やプレハブ建築など、さまざまな工法があります。
それぞれの特徴を知った上で、どれが一番自分の希望に合うかをしっかり検討しましょう。
北海道や東北でシステム建築の倉庫・工場をご検討の方は、戦略倉庫までお気軽にお問い合わせください!