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2023.06.10
倉庫や工場の休憩室は重要!設置のメリットや快適にする方法を紹介
こんにちは!北海道~東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。
従業員が快適で質の良い休憩を確保することは、事業主の大切な仕事の一つ。
一定以上の労働時間に対しては休憩時間を設ける義務がありますが、その際に快適な休憩室があれば休憩の質も高まり、作業効率のアップにもつながるでしょう。
今回は、倉庫や工場における休憩室の重要性について解説します。
休憩室を設置する必要性やそのメリット・デメリットに加え、快適な休憩室にするポイントなどもご紹介しますのでぜひご覧ください。
倉庫や工場に休憩室は必要!
休憩は仕事の疲労や集中力を回復する大切な時間です。
労働基準法では労働が6時間を超える場合には少なくても45分、8時間を超える場合には少なくても1時間の休憩が必要と規定されています。
休憩時間は従業員が自由に過ごせる時間ですが、倉庫や工場の建物内や敷地内に休憩室を設置している企業も少なくありません。
倉庫や工場内の環境を整えることは生産性に大きな影響を与えるもので、休憩室もその一つ。
快適な休憩室を整えることで、従業員がしっかり休憩して心身ともにリフレッシュし、積極的・効率的に仕事に取り組めるようになるでしょう。
なお、労働安全衛生法では休憩室の設置が努力義務となっています。
倉庫・工場の規模や作業内容によっては、男女を区別した休憩所や必要な設備などを整えることも規定されています。
倉庫や工場に休憩室を設けるメリット・デメリット
倉庫や工場に休憩室を設けるメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
倉庫や工場に休憩室を設けるメリットは主に以下の3点です。
①作業効率の向上やミス防止につながる
整備された休憩室があることで休憩の質が上がり、短時間の休憩でも疲労や集中力をしっかり回復できます。
疲労や集中力が回復してすっきりとした状態で仕事を再開できれば、作業効率も上がりミスや事故も減らすことができるでしょう。
②従業員同士のコミュニケーションがとりやすくなる
休憩室があれば他部署など、仕事上ではあまり関わりの少ない従業員同士もコミュニケーションをとるきっかけになります。
従業員同士のコミュニケーションが活発になれば、お互いの仕事への理解度が高まったり意思疎通がスムーズになったりして、仕事の効率も上がるでしょう。
③従業員の満足度が高まる
快適な仕事環境を整備することは、業務上のストレスを減らして、人材の定着や離職率低下といった良い影響につながります。
仕事時間と休憩時間をはっきり区別できるので、メリハリをつけて業務にあたれます。
デメリット
一方で、以下のようなデメリットもあります。
①設置や維持に費用がかかる
新たに休憩室を設置する費用や空調や照明などの電気代、ウォーターサーバーなどの備品といった維持費がかかります。
②スペースをとる
休憩室を確保することで、倉庫や工場内の作業スペースが狭くなる可能性はあるかもしれません。
作業スペースとの兼ね合いも考えて、広さを決める必要があります。
③動線や配置に配慮する必要がある
作業場所から近い場所に設置した方が移動が楽ですが、近すぎると休憩室での音や話し声が作業所に響いて、仕事に集中できないといった可能性があります。
倉庫や工場の休憩室を快適にするポイント
倉庫や工場にせっかく休憩室を設置するなら、快適に過ごせる空間にしたいものですよね。
例えばこんなポイントに配慮してみましょう。
- 業務エリアとしっかり区分けする
- 食事をとるための清潔なテーブルやイスを設置する
- 休憩するためのソファや靴を脱いで横になれるスペースなどを設置する
- 外が見える窓や植物などを配置してリラックスできるようにする
- 空調を整える
- 休憩時間を快適にする備品を設置する
業務からしっかり切り離され、リフレッシュできる空間になっていることが重要です。
そのため、休憩室内のスペースごとにパーテーションなどで仕切るのもおすすめです。
基本的なテーブルやイスだけでなく、テレビ、雑誌、ウォーターサーバー、電子レンジ、コーヒーメーカーなど、休憩をより充実させる備品や、快適な空調も大切です。
快適に過ごせる休憩室になっているか、必要なスペースや備品はないか、定期的に従業員に確認してみるのも良いでしょう。
事業拡大や増員などのタイミングには、休憩室の整備や工場の建て替えなども検討してみてはいかがでしょうか。
「工場を建て替えるメリットと検討する時期とは?準備や注意点も確認」では、工場建て替えのメリットや検討すべき時期なども解説していますので、ぜひご覧ください。
倉庫や工場に快適な休憩室を作るのは生産性向上につながる!
労働環境を整えるのは事業主の大切な仕事であり、休憩室の設置もその一つ。
快適な休憩室を設置するのは、疲労や集中力をしっかり回復して仕事の効率をアップさせるメリットがあります。
集中力低下によるミスや事故も減らせるでしょう。
また、他部署の従業員とのコミュニケーションが活発になったり、従業員満足度が上がったりと、生産性向上や人材の定着に良い影響があります。
一方で、休憩室の設置や維持にはコストがかかりますし、スペースや動線、配置場所などにも配慮が必要なことに注意が必要です。
快適な休憩室にするためには、業務エリアとしっかり区分けをし、食事・休憩のスペース確保、リラックスできる環境づくり、空調や備品の整備などを心がけましょう。
戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。
倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。