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2022.07.13

倉庫や工場に庇(ひさし)は付けるべき?種類や延床面積との関係も解説!

こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

住宅の玄関やベランダによく設置されている庇(ひさし)ですが、倉庫や工場にも設置するべきなのでしょうか?

 

今回はこの庇について、役割やメリット、倉庫・工場に設置すべきかどうかを解説します。

庇が建物の建築面積に入るのかどうかも一緒に確認していきましょう。

物流倉庫

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倉庫や工場に庇は必要!理由も解説

庇(ひさし)とは、建物の開口部などの上に設置する屋根のような設備のことです。

玄関や窓、ベランダの上に、建物の外に突き出るように設置されます。

昔ながらの日本家屋ではよく見るのではないでしょうか。

 

庇は一般住宅でよく見る設備ですが、実は倉庫や工場にも設置されています。

 

庇の役割は、開口部からの紫外線や雨風の侵入を防ぐことにあります。

倉庫や工場の出入り口や窓に庇を付けることによって、紫外線や雨風にさらされて大切な商品・設備・機器が劣化してしまうことを防ぐのです。

 

また、直射日光が当たるのを防いで、室温の上昇を防ぎます。

室温の管理や夏の熱中症対策にも一役買うでしょう。

 

倉庫や工場の外に荷解き場があって、そこにトラックを停めて作業をする場合などでも、庇があれば直射日光やちょっとした雨風を防いで、効率よく作業ができます。

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倉庫や工場の庇にはどんな種類がある?

倉庫や工場に設置される庇(ひさし)は、大きく分けて「陸庇(ろくひさし)」と「腕木庇(うできひさし)」の2種類があります。

 

陸庇(ろくひさし)の陸とは建築業界で「水平」という意味があり、勾配のあまりない平らなシルエットが特徴の一般的な庇です。

 

腕木庇(うできひさし)は横から見ると三角形のような勾配のあるシルエットで、柱から突き出した腕木によって支えられています。

日本家屋にも古くから使われている伝統的な庇で、腕木で支えることで張り出しを大きくできます。

 

素材はスチールやアルミが使われることが多く、どちらも軽い、耐久性が高いなどの特徴があります。

 

戦略倉庫でも、庇がある倉庫や工場の施工事例がたくさんありますよ!

 

工場兼事務所(北海道石狩市):FUJIジャパン 様

FUJIジャパン 様

 

工場兼事務所(北海道北広島市):イイファス 様

イイファス 様

 

倉庫(北海道千歳市):岩田醸造 様

岩田醸造 様

 

 

倉庫や工場の庇は建築面積に含まれることもある

倉庫や工場などの建物を建てるときは、建築基準法における「建ぺい率」や「容積率」によって建てられる大きさが決まっています。

  • 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合
  • 容積率:敷地面積に対する延べ床面積の割合

 

ところで、建物の外側に設置される庇(ひさし)は、建築面積や延べ床面積に含まれるのでしょうか。

建築基準法では、庇については突出が1m未満のものは建築面積に算入しない(1m以上のものは、1m後退した部分を算入する)と規定されています。

※参考:e-Govポータル「建築基準法施行令」第2条1項2号

 

壁や扉、柱がなく開放されている庇については、通常1m未満のものは建築面積に算入しません。

 

ただし、倉庫や工場の庇の場合、その庇の下を荷解きや保管などの作業スペースとして設定している場合もあります。

その庇の下が一般的な歩行スペースや車寄せスペースとしての役割を超え、荷物の保管や格納、作業などのスペースとして想定されている場合は「屋内的用途に供する部分」として、大きさに関わらず床面積に算入される可能性があります。

 

 

倉庫・工場の庇(ひさし)の役割や種類を知って検討を

庇(ひさし)とは、玄関や窓、ベランダなどの開口部の上に設置される、屋根のような設備のことです。

紫外線や雨風が開口部から入ってくるのを防ぐ役割があります。

 

庇は伝統的な日本家屋でよく見られるものですが、倉庫や工場にも必要な設備。

開口部から紫外線や雨風が入り込むのを防ぐことで、大切な商品や設備、機器などが劣化するのを防ぎます。

直射日光を避けることで室内の温度管理をしやすくし、熱中症対策にもなりますね。

 

倉庫や工場でよく採用されるのは、陸庇(ろくひさし)という平らなシルエットの庇。

腕木庇(うできひさし)というタイプもあります。

 

建築基準法では通常、突出が1m未満の庇は建築面積には含まれません。

それと、通常は庇の下は床面積に算入されませんが、その庇の下で保管や作業を想定している場合などは屋内的用途に供するとして、床面積に含まれることもあるのでご注意を。

庇が床面積に含まれるかどうかで、建てられる建物の大きさが変わってきます。

 

戦略倉庫でも庇のある倉庫や工場の施工事例がたくさんありますので、ぜひご相談ください。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

北海道や東北で倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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