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2022.04.15

倉庫・工場を増築するメリットや注意点とは?法律や届け出も確認

こんにちは!北海道〜東北の倉庫・工場の建設会社「戦略倉庫」の久保です。

 

倉庫や工場が手狭になった場合など、増築を検討すると思います。

倉庫や工場の増築にはメリットがある反面、注意点についても知っておかないと思わぬ失敗をしてしまう可能性があります。

 

そこで今回のコラムは、倉庫・工場の増築についてお話しします。

倉庫・工場を増築するメリットと、失敗しないために知っておくべき注意点を解説。

忘れてはいけない建築基準法や届け出についてもあわせてお伝えします。

足場

ここに目次が入ります

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倉庫・工場の増築メリットと失敗しないための注意点とは?

倉庫や工場を増築する場合、どのようなメリットがあり、どのような点に注意が必要なのでしょうか?

新築や建て替えとも比較しながらご紹介します。

 

倉庫・工場を増築するメリット

倉庫・工場を増築するメリットは、なんといっても広くなること。

作業スペースが増えて作業効率アップにつながれば、生産性も高まります。

 

設備や人員を増やすことができて生産量も増加すれば、ゆくゆくは業績アップにもつながるでしょう。

 

増築は、既存の建物に必要な部分を、新たに付け加える部分的な(床面積を増やす)工事で、建て替えや新築に比べて工事費用が抑えられます。

倉庫や工場の稼働を止めずに、通常の業務や生産を行いながら工事ができるのもメリットのひとつです。

 

倉庫・工場の増築で失敗しないために知っておくこと

増築工事を検討する際は、何を目的とした増築なのか、どんな問題を解消するために増築するのかを明確にしておく必要があります。

目的がはっきりしていないと、増築したのはいいけれど結局問題は解決せず、使いにくい倉庫や工場となってしまう可能性があります。

 

増築は建て替えや新築と比べて、工事内容や実現可能な内容に制約があり、できることが限られる点にも注意しましょう。

 

また、既存の建物に新しい部分を付け加えるので、全体のバランスが悪くならないよう既存部を再塗装したり、耐久性が低くならないよう接合部の補強が必要な場合も。

工事内容によっては、意外に費用がかかってしまうこともあります。

 

デザインや作業動線、造りなどを大幅に変更したい場合や、費用がかさんでしまう場合は、増築ではなく建て替えや新築の方が望ましいケースもあります。

建物自体の老朽化がかなり進んでいる場合も、思い切って新築を検討してみましょう。

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倉庫・工場の増築で重要な建築基準法と確認申請とは?

建築物は建築基準法を満たしている必要があり、それは増築する場合でも同じです。

増築内容が、建築基準法上の規制に適合していなければなりません。

 

倉庫や工場を増築する際には、特に以下のようなルールに違反しないか注意しましょう。

  • 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合
  • 容積率:敷地面積に対する延べ床面積の割合
  • 高さ制限:建物の高さの基準
  • 斜線制限:道路・隣地・北側に対する建物の高さの制限
  • 既存不適格建築物:建築当時は法令基準を満たしていたが、法改正で適合しなくなった増改築ができない建物

 

例えば、すでに建ぺい率・容積率が、制限範囲いっぱいの倉庫・工場の場合、増築はできません。

 

また、増築工事をする際には、自治体へ申請書や工事内容、図面などを提出して、建築基準法を満たした工事であることを確認してもらう必要があります。

これを建築確認申請といいます。

 

建築確認申請をせずに増築をする、または申請内容とは異なる工事をすることは、違法建築となってしまいます。

違法建築状態の倉庫や工場は罰金の対象になったり、その後の増改築ができない、融資を受けられないといった不利益を受けてしまう可能性があるので、気を付けましょう。

 

 

倉庫・工場の増築はメリットも多いが制限もあるので確認を!

倉庫・工場を増築するメリットは、なんといっても広くなること。

作業スペースが増えることで生産性や生産量が上がり、業績アップにつながります。

 

増築は、既存の建物に必要な部分を、新たに付け加える部分的な(床面積を増やす)工事です。

建て替えや新築に比べて工事費用が抑えられ、倉庫や工場を稼働させながら工事が進められるのもメリットのひとつです。

 

ただし、部分的な工事であるがゆえに可能な内容には制限があり、大幅に変えたい場合は建て替えや新築の方が望ましいケースも。

全体のバランスや補強をすることで費用がかさんでしまう場合や、建物の老朽化が進んでいる場合も、思い切って建て替え・新築を検討しても良いでしょう。

 

建物を建てる際には建築基準を守り、自治体へ建築確認申請をしなくてはいけませんが、それは増築でも同じです。

確認申請をしなかったり、申請内容と異なる工事をしたりすると、違法建築となってしまうので気を付けましょう。

 

戦略倉庫では、約1,000通りのシミュレーションから最適なプランをご提案することで、低コストで高品質な倉庫や工場を短納期で建築可能です。

北海道や東北で倉庫・工場の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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久保 大輔設計部 部長

某設計事務所にて設計監理業務に従事し、現在は内池建設にて倉庫建築をはじめ様々な建築設計に取り組んでいる毎日です。建築を楽しみながら、安心で快適、使いやすく、みんなに愛される建築を提供していきたいと思います。

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